美味しい野菜の葉色
(美味しい野菜②)
(入院前に書いたものです)
季節が緩み、あちこちに草が萌え始めたことだろう。多少の色の違いはあれ、萌え始めた草や若芽の色を見てほしい。
文字通り、若草色をしていることと思う。実はこの色は、身体に良い、そして美味しい野菜の指標なのである。
とは言え、スーパーにも、野菜の直売所でさえ、そんな野菜はなかなか売っていない。
自然に任せるとできる。大切なことは、野菜も、そこら辺に生えてくる草のように、元々は葉は柔らかい色をして、売っているものより一回り小ぶりである。そして、肥料を与えないで、落ち葉で育てると、ナス、にんじん、カブなどが、より本来の形で育つ。
自分でそんな土から、早春の小蕪を生で食べたが、ただただ柔らかく、ほんのりと甘い味がした。季節が変わっても、自然に近いものは春の芽の色なのだ。
なぜ、これを書いたかと言うと、年末の頃、5股、6股の大根を持った人が、沢山ネットに出ていた。明らかに肥料のやり過ぎで、大根が変形したメタボ大根だ。この大根は食べない方が良い。
食べる方も吟味して食べないと、栄養とならない。口に入れるものに気をつかう時代になってしまった。