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まるてつの緩和病棟(PCU)徒然なるままに

肺ガン患者ですが、2021年に肺炎を発して入院生活となりました。身近な人への状況報告と、日々思うことを書いています。興味のある方はぜひご一読ください。

I教会の私のために祈ってくださる応援団について

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 姉が東北地方に居て、ある教会に通っている。その教会では何と私の病気のために、日曜礼拝、火曜礼拝、水曜祈祷会で祈ってくださって、

 「応援隊」と呼んで、まるで私を教会員のように祈り、励ましていただいている。きれいな小鳥の絵を描いて送ってくださった方もいた。

 この間は、そこまでしてお祈りいただいていることに、何の反応も起こさず、かたくなだった心が、ほぐされて行くように思われたので、牧師先生に感謝の気持ちでペンを取り、礼状を差し上げたが、我ながら2年半と、時間がかかったものだと思う。

 牧師から手紙をいただいたときは、祈りに参加していただいている人々の姿が見えるようで、感極まり、手紙を読む前に泣いてしまい、しばらく読むことができなかった。

 

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 決して自分の無礼を認める訳ではなくいが、2年半という時間を過ごした中で、病気やこれからに対しての気持ちが整えられていく工程を通された思いがする。

 その中で、絶望、嘆き、ひたすら泣くことや周囲と比較することなど、同じ病気を持っている人と分かち合える体験を通されることによって、少しずつ周囲が見えてくることが出来つつあるような、今はそんな時なのだろう。

 病気との生活は引き続きあるだろうが、幸いにも、ものの見方が良い方向に変えられて行く。

 一つの教会の祈りは、人の生き方を変える力があるのである。

 

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