オーケストラかサッカー日本代表か
妙な並びである。
こんな並びは おかしいだろうが、読んでほしい。
私の職場はとある福祉施設である。
私は年期が入った方かもしれない。
一年間、別の場所にいたが、また戻った。
一度離れたことで、少し距離を置いて見られるようになったようだ。
スタッフは40人近い。施設としては規模が大きく職員も多い。
そこで表題に戻るのだが、私はある一つの福祉施設は、一つのオーケストラだと思うのだ。
職員の特性は皆違う。楽器の種類、音が違うように。
それが指揮者が登場し、タクトを振ると
音楽を奏で始める。
そのオケからどれだけの音を出せるかは
、指揮者の力量に関わっているようだ。
ただ、ひとたびタクトが振られると、様々な楽器の音が合い、一つの曲として、観客を楽しませてくれる。
一つは、音を引き出すには、指揮者の存在がいること。
もう一つは、様々な楽器も、指揮者のタクトで統率され、個々の力以上に合わさった音のダイナミックな演奏が聴けるのである。
福祉施設も同じようなものだ。
一人一人の能力が高くても、やはり指揮者のようにタクトを振る存在がいるような気がする。
それは一人のリーダーの存在かもしれないし、又はオーケストラが一つの目標、目的に向けて、音を合わせることに例えられるかもしれない。
素晴らしい音楽が成立するには、何よりも指揮者に合わせることだ。そして、同じ楽器の他者の音、他の楽器の音を聞きながら、自分の音を合わせていくのだろう。
リーダーがいること、楽団員が一つの目標(曲)を奏でることに気持ちを合わせると、個々に持っている以上の、組織としての力量が発揮されることだろう。
無論、オーケストラのレベルを上げていく中で、他の楽器の存在や、他者の出す音を良く聞くこと、他の楽器の存在を自分と同じように尊重することが、何より大事なことだ。
この想像をサッカーの代表チームに置き換えても良い。
サッカーもとても参考になるが、皆が同じ動きをしているわけではない。
ポジションごとの役割を担っているが、一つのボールをゴールに入れるのに、何とポジションごとに役割、動きが異なるのだろう。
強いチームは、目標、目的意識がはっきりとし、それが試合の中で実践されるから、強くなる。
40人、サッカーに例えるには大きいか。
でも、一つのオーケストラとは同じ規模かもしれない。
いずれにせよ、個々が個々のことだけにとどまらず、一つのチームとしての自覚を持ち、指揮者がタクトを振るか、もしくは共通の目標に向かって音を奏で始めると、物語は始まるのかもしれない。
福祉施設ネタは第2ブログを立てました。
http://marutetsukitachiba2.hatenadiary.com
こちらに続けようと思いますのでよろしくお願いします!