戸定邸に行ったとき・私のストレス解消法
戸定邸から見た景色
ブログ中断前に一度書いたと思うが、再び書いてみたい。戸定邸は徳川家昭武が
明治に入ってから建てた、水戸家の別荘である。昭武は最後の将軍、慶喜公の弟であり、大政奉還が無ければ、次の将軍候補であった。
さて、後はネットで検索すれば情報は出ているのでここまでにしたい。
戸定邸の何に惹かれるか。それは昭武に至るまでの水戸徳川家の気質が家作りという点で肌で感じられるからだ。
西洋庭園や、広い客間、山の上の景色など、客を迎えるのにそれなりの形を作っているものの、居住部屋はどの部屋も簡素そのものである。
一度だけ、偕楽園で光圀公が建てたものを見たが、簡素さは似ているように思うが、戸定邸はより洗練された簡素さと
思われる。ただ、みんなが言う昔の家、おばあちゃんの家に良く似ている、と
言われるとも思う。中庭なんてそんな感じ。ただ、そんな簡素さが、より想像を掻き立てるのだ。
ここは、女性に人気があり、与謝野晶子、美智子上皇后も何度か訪れた。
建物そばに花びらの裏側が薄緑色の梅が植えてある。他の梅は少し離れたスペースに植えてあるが、木が古くなり、枯れそうな木が多いのが気がかりだ。
坂川の流れを眺め、戸定邸に行き、買い物をする、献血ルームに行く、そんなコースをカウンセリングに合わせていた。
戸定邸で行われたコンサートも、フルート、琴と2回聴いた。琴はやはり戸定邸で聴くと、雰囲気がピタリと合った。
間違いなくM市の貴重なご財産だと思う。このような美をもっと外国の人に知って欲しいし、いわゆる歴女、城マニア
なども一度は来て欲しい。少し視点が変わるかもしれないから。